“地球をひとつの村だと考えたら”をコンセプトに、国内外、障がいの有無に関わらず、平等で差別のない多文化共生社会の実現を目指し、
地域活動支援センター地球屋本舗の運営や、フェアトレードをはじめとするコミュニティトレードの活動をしています。

 


■Khalishpur Woman's Sewing Project■
【国】バングラデシュ・クルナ


[カリシュプール・キリスト教女性縫製協同組合]として1986年に結成。女性の自立と生活の向上を目的に活動。
バングラデシュ第3の都市クルナの郊外の女性たちが、隙間なく刺し子を施す伝統手工芸である
ノクシカタ刺繍の短期間訓練後、生産に携わっています。

 

*ノクシカタ刺繍*
裏打ちした古い木綿のサリーに刺繍と刺し子を施し、赤ちゃんのおくるみや掛け布等に再生されたのが、
伝統的手工芸品ノクシカタの始まりです。隙間なく刺し子にしてあるため、
縮緬のように柔らかく暖かい手触りになっています。

 

 

 

 

 



■Luigine Sisters■
【国】バングラデシュ・クルナ


400人の女性が通う、イタリア系カトリック女子修道会。
女性たちにノクシカタ刺繍の研修をし、製品作りの仕事を提供すると共に、字の読めない
女性たちのために識字教室も開いています。Luigine Sistersのノクシカタは、
とても細かい刺し子が特徴で、まるで縮緬のように見えます。

 

 

 

 

 



■Blue Sisters■
【国】バングラデシュ・クルナ


センターがジュート糸を提供し、女性たちが自宅で製作しています。
毎日数時間働きに来る170人の女性たちと、自宅でジュート・ロープを作り、週に1度届けに来る
750人の女性たちとで構成されています。とても細いジュート糸を使った、
レース編みのように繊細なジュート製品を得意としています。

 

 

 

 

 



■Mozgunni■
【国】バングラデシュ・クルナ


ジュート製品の製作を行っているクルナ郊外の女性グループです。
セント・マリア教会をセンターに、エリア別に3グループを形成。各グループのメンバーは、
週に一度数時間センターに来て、新しいデザインを習得したり、完成品を持ってきたりします。
主な製作アイテムは、マクラメバッグ、シーカ、マット、ハンモックです。

 

 

 

 

 



■Ekota Mohila Somiti■
【国】バングラデシュ・クルナ


「女性協同組合」を意味するグループ名。
クルナの南地域に住んでいる15人の女性の小さなグループから始まりました。
貯蓄を一緒にして布を購入、それらに刺繍をして販売するためBaSEとの連携を開始。製品のほとんどはクルナの北部
パブナ地区にある他グループの手紡ぎ、手織りのシルクを使用しています。

 

 

 

 

 



■BaSE■
【国】バングラデシュ・クルナ


BaSEは「バングラデシュの職人」を意味するBangladesh Shilpo Ekotaの略。WFTO(世界フェアトレード機構)加盟。
古くから活動していましたが、この名前を使い始めたのは1992年。 主にバングラデシュの南西部クルナエリアで
活動している小さなグループをまとめ、商品開発、販路拡大を行っています。イタリア系カトリック教会を
センターとしていることから、1977年以来、多くはイタリアの市場に販売しています。

 

 

 

 

 



■Banchte Shekha■
【国】バングラデシュ・ジョショール


1976年、アンジェラ・ゴメスが教育や仕事、社会参画から取り残されていた女性の問題を明らかにし、
農村部での女性の自立を支援するために設立。また、障がい児のリハビリと障がい者の仕事創出活動にも
取り組んでいます。この活動が評価され、彼女はアジアのノーベル平和賞と言われる「マグサイサイ賞」を受賞。
多くの女性たちは手工芸品部門毎の小さなグループに分かれて所属。ノクシカタの製品や生地を作っています。

 

 

 

 

 



■Baradal Hessian sewing centre■
【国】バングラデシュ・サトキラ


1982年、イタリア人宣教師が特に貧しい女性の自立と生活向上を目的として設立。クルナの西、サトキラの南の
100年ほど前にキリスト教に改宗したアウトカーストの人たちが多く住む村の女性グループです。
センター拡大とともに100名ほどの女性が仕事を得ている時期もありましたが、現在では外国からの注文の減少で
45名ほどの女性が働いています。主にジュートを織り、刺繍を施して、マット、バッグ等の製作をしています。

 

 

 

 

 



■Jagorani Jute Handicrafts■
【国】バングラデシュ・ダッカ


1968年設立のハンディクラフト・トレーニングセンター&ショップ。
女性たちがジュートや刺繍製品製作で収入を得るため、8週間の研修を受けた後、
自宅で仕事ができるようになります。現在、センターで仕事を得ている女性は3000人に達し、
センターとショップでは22人の女性たちが働いています。

 

 

 

 

 



■Wongwiang Handicraft■【国】タイ・チェンマイ


1987年、元ハンセン病患者のOun Wongwiang氏が中心になり設立したグループ。
アメリカのプロテスタント教会宣教師と医師が設立したチェンマイのリハビリテーションセンターで学んだ
技術を活かした木工製品の製作・販売を通し、持続可能な収入と生活改善を目指しています。チェンマイ、ランプーン、
ランパン周辺の村に住む元ハンセン病患者の20家族が、このプロジェクトにかかわっています。

 

 

 

 

 



■The HuayDtom Handicraft Research Center■
【国】タイ・チェンマイ


約40年前、僧侶によって仏教寺院を中心にできたカレンの村 Huay Dtomで2006年に設立された女性の手織りグループ。
伝統工芸であるカレンの織りの保存と、女性たち自身のために持続可能な収入を生み出す事に必要な手段の習得を目的と
しています。 16〜80歳までの75人で構成され、メンバーの大半は50歳以上。 ほぼすべての織物がカレンの伝統的な
織機で織られ、織りの技術が母から娘に受け継がれています。

 

 

 

 

 



■Thai Tribal Crafts■
【国】タイ・チェンマイ


タイ北部の少数民族の人たちに、生活の質を改善する機会を提供するため、
1973年にチェンマイで設立。フェアトレードNGOとして2002年にWFTOに加盟。
アカ、モン、カレン、ラフ、ラワ、リス、ミエンの
7つの民族が生産にかかわっています。

 

 

 

 

 



■Pattanarak■
【国】タイ・ウボン、ラチャタニ


開発を意味するPattanaと保護を意味するAnurak。 2つの言葉から名づけられたPattanarak財団は2000年設立。
タイ・ラオス国境付近、ウボン・ラチャタニの貧しい村々の収入向上のための 綿花生産プロジェクトより商品が届きます。
染色、綿加工縫製、織り、およびマーケティングなど、グループに分かれて活動。
天然自然の素材のみを使い、手間暇を惜しまず伝統的なものづくりをしています。

 

 

 

 

 



■Ban Do Fai Grop■
【国】ラオス・ウドムサイ


JICAとUNDPの支援を受けた[地域の女性たちの収入向上のためのプロジェクト]が終了後、
女性たちが2004年に自ら設立したグループ。農閑期に山で取れるオーガニックコットンを手紡ぎし、 天然染色
(藍やソメモノイモなど)し、手織りで作った布。 その布を使ってつくられたやさしい洋品雑貨が届きます。
手紡ぎ、手織り、草木染めならではの優しい肌触りと色合いです。

 

 

 

 

 



■FLAME■
【国】ザンビア・ルサカ


アフリカ南部の7つの周辺国と国境を接しているザンビア。首都のルサカ近郊に
女性の自立支援とコミュニティースクールの経営、ストリートチルドレン(ほとんどがエイズ孤児)の保護施設]を運営しているFLAMEはあります。
貧しい農業をやっている女性たちがミシンでの縫製を習いに来ており、学校に通ったことがなく字が書けない人のためには、
読み書き(英語)の授業も行っています。上達した縫製チームから、アフリカン・バティック=チテンゲ(東アフリカでは、キテンゲ)で縫ったバッグ、パンツが届きます。

*チテンゲ*
花や果実、動物、生活用品をプリントしたアフリカらしい大胆なデザインがとても印象的な布で、
好きな大きさに切って巻きスカートにしたり、洋服を作ったりと、様々な用途に使われます。